ヘアケアのトレンドを探る

晴れ猛暑が終わりを告げ、秋に入ると、気になるのが夏の強い日差しでダメージを受けた肌や髪のお手入れです。

「髪は肌以上に年齢が表れる」と考え、スキンケア以上にヘアケアに力を入れる女性も少なくありません。

いま女性の間ではどのようなヘアケア製品が人気なのか。ぴかぴか(新しい)

今後どういった商品が人気を集めそうなのか。目

ヘアケアのトレンドを探ってみましょう。ひらめき

■ヘアケアもスキンケアの延長戦上

ヘアケア市場の好調が続いています。
富士経済の調べによれば、2012年のヘアケアの市場規模は5237億円が見込まれています。

これは、前年よりも0.6%の増加。微増ではありますが、化粧品市場全体が低迷していることを考えると、

有望なカテゴリーといえるでしょう。
 コンセプト・ターゲットの内訳を見て行くと、ヘアケア市場の動向が浮き彫りになります。

総合企画センター大阪の調査結果によれば、「ダメージケア」が58%、「頭皮・地肌ケア」が17%、「自然派」が12.1%、

「エイジングケア」が7.1%、「コスメ系」が4.8%、「無添加系」が1%という結果でした。


 つまり、ヘアケアに対する女性の志向はーー
 1. 痛んだ髪をじゅうぶんにケアしたい
 2. 髪だけでなく、根本の頭皮や地肌の部分からケアしたい
 3. 髪や地肌に優しい自然素材や無添加素材を使いたい
 4. 加齢によって衰えていく髪質を強化したい
 この4つが大きな流れといえるでしょう。

 この4つのトレンドから見えてくるのが、女性の髪に対する志向やニーズが、化粧品のそれと非常に似通っていることです。
 ダメージからの回復、根本からのケア、負担をかけないナチュラルな成分や処方、エイジングケアに対する意識の強さ。
 髪の毛もまた、化粧品の延長線上に位置していることがわかります。

■値ごろ感のあるノンシリコンシャンプーへのニーズ

20120930スカルフD.JPG頭皮や地肌に負担をかけない、できるだけナチュラルなヘアケア製品を使いたい。

この志向に後押しされて、急速に市場で存在感を増しているのが、ノンシリコンシャンプーです。
 男性市場では「薄毛に対する危機感」に働きかけて、「薬用スカルプD」のような

高単価(3000円以上)のノンシリコン製品が快進撃を続けています。

女性の場合、「薄毛」意識は男性ほど強くありませんが、地肌への刺激が少ないとの評価から、

「ノンシリコン」は売れるヘアケア製品のキーワードとなってきました。
 では、実際にどのような商品が人気を集めているのでしょうか。
 男性市場で高い人気を得ている「薬用スカルプD」のような圧倒的な人気ブランドはありませんが、

感度の高い女性の間で高い評価を得ているのが、オーガニックコスメの人気ブランド、ジョンマスターオーガニックです。

コスメとヘアケアのクロスボーダー化がうかがえますね。
 もっとも、この商品は単価が高いため(236mlで3000円前後)、もう少しお財布に優しい価格でノンシリコンで

ナチュラルなヘアケア製品を使ってみたいと考える女性も少なからず存在します。
 そうした女性から支持されているのが、ブーケストの製品です。

価格は550ml で1575円。女性誌でも頻繁に取り上げられている注目ブランドの一つです。
 ノンシリコン、天然成分を配合の香りの良さ、値ごろ感。

この3つの条件を備えたブーケストのような商品の潜在的需要は大きそうです。

■全身に使えるオイルに注目

ヘアケア市場でもう一つ、抑えておくべき必要があるトレンドといえるのがオイルです。

 
 アットコスメの2012年上半期ベストコスメのヘアケア部門の1位〜3位の顔ぶれを見てみましょう。
 1位 ジョンマスターズオーガニック 「アルガンオイル」
 2位 モッズヘア  「ホットケア集中補修・オイルinミスト」
 3位 ロレアルプロフェッショナル 「MYTHIC OIL」
 そう、3つともオイル製品なのです。
 シャンプーとトリートメントに加えて、オイルで髪の補修やダメージ回復を図るーー。これが最近のヘアケアスタイルなんですね。
 1位の「アルガンオイル」は、59mlで4725円と高価格帯ですが、ジョンマスターズオーガニックのブランド力だけでなく、

「髪だけでなく、顔やボディにも使える」汎用性も人気を押し上げている要素といえます。20120930あんす油.jpg
 このランキングにはあがっていませんが、ロクシタンなどのシアバターも全身に使える点が評価されています。

長い歴史を持つ「大島椿」や「あんず油」が現代女性にも積極的に利用されているのは、自然で肌や髪への負担が少なく、

歴史から来る安心感、そして汎用性ゆえの値ごろ感があるからでしょう。
 ヘアケア市場におけるオイル製品の動向から目が離せませんね。

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