肌浸透させる?させない?

 化粧品は肌に浸透するのかしないのか。exclamation&question

長く「浸透すること」が重要視されてきた化粧品の世界に新しい動きが起きています。

あえて「浸透しないこと」をうたう化粧品が登場したからです。ひらめき

はたして化粧品の常識が変わるのでしょうか? 業界を揺るがすムーブメントに迫ってみました。目

「浸透しない」が最大の価値!?

 肌にいかに浸透するか、いかに低分子化して肌に成分を届けるか。

これは長く化粧品の世界で女性が重視してきた要素です。わーい(嬉しい顔)

  しかし、それとはまったく真逆のコンセプトを掲げた化粧品が登場し、話題をさらっています。NEW

その化粧品とは、美カンヌ化粧品。nightrich1.jpg

「お肌のために浸透させない」をコンセプトに掲げ、信州大学の協力のもと、

完成させた人工酵素メディエンザイムは、肌に浸透しないからこそ効果があると

訴求しています。ぴかぴか(新しい)

 

 なぜ浸透しないのに美肌に効果的なのでしょう。

美カンヌ化粧品によれば、「肌本来の役割は排泄器官であり、成分を浸透させずに肌本来の力を

呼び覚ますことが美肌への一番の近道だから」。

メディエンザイムは角質まで浸透せず、肌の上にとどまることで肌表面をバリアで保護し、ハリ、ツヤ、

うるおいを守る働きがあるといいます。グッド(上向き矢印)

 

  つまり、「肌に浸透しない=美肌」という単純な図式ではなく、「肌に浸透せず肌にとどまる」成分である

メディエンザイムの働きを全面に打ち出した結果が、「お肌のために浸透させない」というコンセプトなのです。目

バリア機能を突破する成分を配合した化粧品

その一方で、やはり大学が開発した成分を配合し、「肌の奥まで届ける」を訴求した新ブランドも

注目されています。目

聖マリアンナ医科大学が開発したハリ・ツヤ成分「α-リポエッグ」を配合したマリアンナプラスです。

 同社によれば、皮膚にはバリア機能があり、塗っているモノが入らない層があるものの、

今回開発した「α-リポエッグ」は、独自の経皮吸収技術を活用し、成分を皮膚の角層深部まで届ける

ことができるとのこと。NEW

 ここで注目したいのは、マリアンナプラスも美カンヌ化粧品と同じように、「皮膚にはバリア機能があり、

基本的には化粧品は浸透しない」を前提にしているということ。exclamation×2

その上で、マリアンナプラスは「深部に届く成分を開発した」と画期的な処方であることをアピールして

いるのですね。

 かたや、「皮膚にバリア機能があるからこそ、肌の上でとどまって潤いを保つ」ことを特徴とする化粧品。ぴかぴか(新しい)

かたや、「通常はバリア機能に阻まれて深部には届かないけれど、自分たちが開発した成分はそうではなく、

しっかり深部に効果を伝える」ことを特徴とする化粧品。ぴかぴか(新しい)さて、あなたはどちらを選びますか?わーい(嬉しい顔)

女性の美容知識は増している!?

一見、正反対に見えて、実は共通の皮膚理論に立った上で、それぞれの持ち味を訴求している化粧品が

登場している背景にあるのは、美容に対する女性の知識の深まりではないでしょうか。 グッド(上向き矢印)

コラーゲンやヒアルロン酸は分子量が大きく、通常はほとんど浸透・吸収されないことは広く知られるように

なりました。

しかし、浸透しないから効果がないのではなく、肌なじみがよく、皮膚の表面で保湿作用を発揮するからこそ、

コラーゲンやヒアルロン酸配合の化粧品には意味があることを理解する女性は着実に増えてきています。ひらめき

 美容知識が増した女性から支持を得るには、ある程度の理論的な説明が必要になってきたのです。

 とはいえ、いまでも女性が「浸透」「効果が肌の奥にまで届く」といううたい文句に惹かれるのは事実。わーい(嬉しい顔)

美容雑誌に出ている「セラミドや脂溶性ビタミンC誘導体、NMF(天然保湿因子)の主成分である

各種アミノ酸は肌に浸透しやすい」という一文を目にすると、なんとなく心が踊ります。るんるん


実際、「ぐんぐん浸透」という形容で飾られた化粧品がマーケットで人気を集めているのはまぎれもない事実。

化粧品は「夢を提供するビジネス」でもあります。

「こんな風になれる」というイメージを喚起させることの重要性は言うまでもありません。ひらめき

 

ひたすらにイメージだけを訴求する化粧品に加えて、美容理論・皮膚理論を踏まえた上で

効果効能を説く化粧品。exclamation×2

後者の出現は、化粧品業界が少し変わり始めたことを示しているのかもしれません。NEW

これからどのような「浸透する化粧品」「浸透しないからこそ意味がある化粧品」が登場するのか、

注目されます。ひらめき

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